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印象に惑わされない


先入観というフィルター

 

何者に関しても初めて、初めましてを意識して知ってみようとすると多大な労力がいります。

半無意識にも理解できる(したつもりになれる)先入観は便利かもしれません。

端的に咀嚼が必要な場合には役に立ちます。


・○○なタイプ。

・○○が趣味の人。

・○○が好み。

ここでは直感で身体・心理的危険を感じた場合を除いてお話していきます。

 

一般的なイメージに基づく情報処理がスムーズな反面、重要な要素を間違えてしまう可能性があることを意識しておきたい。

この脳で働いている想像力や情報源はとても限定的らしいから。


とはいえ、今感じていることは一般的か自身の感覚かは分けにくいかもしれません。

 

 

男は黙ってベンツでしょ

21歳で初めての自家用車を購入した同僚のI氏。

"理想の自分に近づくために、カッコいいアイテムを手に入れたい"

地道な仕事を繰り返し、精一杯のローンを組んで憧れのベンツ納車を叶えました。



一緒に働いている人は言いました。

「彼は仕事を選ばず率先して引き受け、責任感もあり信頼できる仲間だ」

このためなら仕事を頑張れる、嫌いな人と一緒でも働ける。

本当のカッコよさは、スマートにベンツで現れることでなく

自身の力で、必死になって手に入れたいものを叶えるその姿だったのかもしれない。



紹介された方はセルシオオーナーでした。

某社宣伝部にいたSさんは、友人の紹介で彼女と知り合いました。

待ち合わせに現れたのは真っ白なセルシオで、派手にばっちりなカラーリングヘアーの彼女。

Sさんは緊張のあまり言葉を失いました。

もしかして…

この車のイメージって…ネットにもよく書いてあるような感じかな。

変な怖さというか、隠された素性なんかがあるんじゃないかって。


なぜこの車を選んだのですか。

聞いてみれば、整備士の親戚の話に始まり、この先、結婚や引っ越しで買い替える頃には祖父母に譲ることが想定されていて、この車は祖父母の思い出の車種の後継なんだそうです。よくわかりませんけど。でも彼女と家族の間の温かい話が背景にあることを知って、第一印象の思い込みからきていたイメージが、自己嫌悪っていうか、すごくモヤモヤしたのを覚えています。

決めつけや思い込みで不要なジャッジをしなくてよかったなと。


あ、ちなみに自分は自転車しか持っていないです。

晴れて彼女が美容師になれたらプロポーズしようと思っています。

(Sさんは彼女がファミリー用に買い替える車のために貯金をしているから自転車なんだそうです)

 

ほんの少し、背景を知ってみようと心がけるだけで"イメージに隠された真実"が垣間見れるのかもしれません。

 

 



経験や情報はメモ帳の1ページにしかすぎない

似ている人を知っている、しかし目の前の人はまったくの他人である。

苦手な人とパターンが似ている、しかし違うところはどこだろう。

自分はどのくらい相手のことが知りたいんだろう。

聞いてもいないのに勝手にわかったつもりになっていることは何だろう。


「かもしれない」で自己完結していることはどのくらいありそうですか。

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